どつぷり首まで浸かつてしまい 僕は 何処にもいけません
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
当時 僕と一緒に住んでた彼女が 僕の部屋から出ていった理由ってのは きっと アレです。 くーくー寝息をたてて寝てる彼女に 僕 戯れに思いついた 冷凍サンマを使ってみよう! って珍アイディアを 実行したのがマズかったのだと思います。 いえ どんなふうに使ったか ってのは 秘密なのでありますが 「ん… ン? ん …… !! 冷ッ! ちょっ バッ なにいれてんのよ!」 だなんて彼女に怒鳴られ 僕 殴る蹴るの暴行を受け それこそ ケチョンケチョンに のされてしまったのであります。 彼女 次の日の朝には荷物をまとめ なだめすかそうとする僕の鳩尾 蹴りの一発をくらわすと 振り向きもせず 部屋から出て行ってしまって 戻ってはきませんでした。 僕 彼女が 自分の所持品をより分けようと引っ掻き回され散らかった部屋を片付けつつ やっぱり冷凍サンマってのがマズかったのかなあ もうちょっと 生っぽいモノを使ったほうが よかったのかなあ などと思っているとですよ。 部屋の押入れの中 明らかに僕の持ち物でない 緑色した 大き目のトランクを発見しました。 ああ 彼女 あんまりにも慌てて出ていったものだから 忘れ物をしていったのだ 鍵が掛かっていて 中身が何なのかは知れないけれど タップリとした重さがあるから 大した物が入ってるに違いない これは きっと 大事なものだろうから 彼女から 「おねがい!なんでもいうこときくから!アレだけは返して!」 ってな展開になるに違いありません。 けれども 彼女からの連絡ってのは まるでなくて 彼女からの連絡がないものですから そのトランクは僕の部屋の押入れの中 いまだに放置されています。 僕 こじ開けて トランクの中身を調べようとすれば できました けれども 中身のこと 知りたくはないなあ と思うのです。 トランクの側面 緑色の表革 爪かなにかで引っ掻いたように こんな文字が刻まれているのです。 解剖された美少年 ここに眠る
by khem_mark
| 2004-06-20 02:02
| 彼女のはなし
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||