どつぷり首まで浸かつてしまい 僕は 何処にもいけません
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つい先日、僕はキツネに化かされたのだけれども、そのコトの顛末はこうです。 朝、早くに目が醒めてしまったので、町外れの野っ原をブラブラ散歩していたのです、そしたら僕の少し前の方を女の子がモジモジソワソワしながら歩いていたのです。 こんな朝早くに 町外れの野原の中で、女の子が一人で何をしているのだろうなあ と思いながら女の子を見ていたのですが。 女の子はなんだか切羽詰まった感じに茂みの中へ歩いていって、しゃがむ素振りを見せましたが、女の子はその前にキョロキョロまわりを見渡して、女の子のことをジッと視ている僕のことに気が付いたようです、女の子はソソクサと茂みの中から出てくると、何でもないような顔をして歩き出しました。 女の子はモジモジソワソワしながらも早足で歩き出しました。なるべく早く僕から離れようとしているようです、なんだか挙動不審な女の子だなあ と僕は女の子を追跡します。女の子がチラチラと僕の方を見て気にしているようですが、僕は気にしません、もしかしたら女の子は犯罪に関係あるモノを野原に放棄しようとしているのかもしれません、もしもそうであるならば良識ある大人として断固阻止しなければならないのです、よって僕は女の子が何をしようとしているのかを確認しなければいけないのです! というのは建て前で、僕は女の子が何をしたいのかを知っています、あの落ち着きのない腰つきは、こみ上げてくる尿意を我慢しているとき特有の腰つきです、歩くときにあんなに身体をくねらせているのは、その我慢がかなり限界に近づいている証拠です。幸いこの近くには公衆トイレも民家もありません、このまま女の子を追跡したら、確実に女の子の放尿シーンやお漏らしシーンといった珍ハプニングに遭遇することができるのです。 女の子は僕から逃げようと歩足を早めているのですが何しろ尿意を我慢しながらの早足です、追跡するのにまるで苦労のないスピードです、僕はニヤニヤ顔で女の子を追尾します。気分は森のクマさんです。 もうどうしようもないといった感じで僕を恨めしそうに見てる女の子を見ながら僕は『いやあ 早起きは三文の得と云うけれども本当だなあ 尿意を我慢している女の子を観察することができるなんて 本当に運がいい』とか思ってたのですが、チョイと待て、こんなに朝早く、町外れの野っ原で、女の子が一人いて尿意を我慢しているなんて都合のイイコトがある筈がありません、もしかしてあそこで尿意を堪えている女の子は女の子なんかじゃなくて、僕を騙そうとしているキツネなのかもしれません、キツネは人を騙して沼や泥池や肥溜めの中に引っ張り込むと云います、きっとあの女の子はキツネが化けた姿で、僕がこのままニヤリニヤリしながら女の子の後をついていったとしたら、きっと僕は、底無し沼とかにはめられてしまうのです。 そう思ったら居ても立ってもいられなくなって、女の子に飛びかかりました。チクショウ!チクショウ!キツネのくせに!僕を何処に引っ張り込むつもりですか!騙そうたってそうはいくモノか!上手く尻尾を隠してるけれども本当はキツネなんだろう!その服を脱いだら毛だらけなんだろう! 僕に後ろから抱きつかれた女の子に化けたキツネは「ヒャ!」と叫んで、みるみる失禁していきます、『こんな朝早くに!こんな野原に!女の子がいるわけないです!』と僕は女の子に化けたキツネを地面に押し倒しました、キツネは「な、夏休みの宿題で、こ、昆虫採集に、ひぁあ」などと、嘘も白々しい。 キツネのパンツを脱がせてもお尻に尻尾は見あたりませんでした。 キツネの服をビリビリに破いて素っ裸に剥いても スベスベのつるつるで 毛なんて生えちゃいません。 女の子の姿のキツネに何をしても女の子は女の子の姿のままで、この女の子がキツネじゃないだなんて、どう考えてもキツネに化かされているとしか思えません。
by khem_mark
| 2004-07-29 04:35
| 僕の町
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