どつぷり首まで浸かつてしまい 僕は 何処にもいけません
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カツオブシムシという2mm程の大きさの害虫がいます。 カツオブシムシは文字通り鰹節を食べることから名の由来があるのですが、なにも食べるのは鰹節ばかりということはなく、主に乾燥した動物や昆虫の死骸を食べたりします。 標本や乾物にビッシリと群がりムシャムシャ食い荒らすので、実に厄介な害虫なのだそうです。 この前、フラリと入った骨董屋のガラスケースの中に、本物の女の子と見紛わんばかりの少女人形があったのです、まるで女の子をそのまま剥製にしたんじゃないだろうかと思えるほどです。 僕、ガラスケースの前に釘付けになってその少女人形に見惚れていると、ああ、なんたることか、その少女人形の産毛の生えたる真白い頬を、ゾロゾロと群がるカツオブシムシがカリカリと食い荒らしているではないか。
by khem_mark
| 2003-09-01 14:04
| 動物・蟲
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