どつぷり首まで浸かつてしまい 僕は 何処にもいけません
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ちょっと昔の気になる話。 今は辞めてもういないのだけれど 先輩だった社員の人から。 「ちょっと 頼まれてくれるかな」 と メモを見せられ。 なんです この 03-○○○○とかって 電話番号が書いてあるメモは 「俺の不在中にココから電話があったらしいんだけど ここに電話を掛けてくれない?」 や でも 先輩宛ての電話なんですから 先輩が掛けたらいいじゃないですか 「うん そうなんだけれども この電話をくれた人に 心当たりがないんだよねえ」 忘れてるだけじゃないですか? 「いや でも この局番って 東京のほうだろ ソッチ方面に 会社宛てに電話を掛けるような知り合いはいないし それに 俺宛てに『助けてほしいことがあるので連絡ください』なんて言伝付きだなんて 怪しいにも程があるだろう だから」 だから僕に 様子見の電話をしろってんですか 「そう 掛けてみて それとなく様子を探ってみてよ ジュース奢るから」 ってなことで そのメモに書かれた電話番号 受話器を取って押してみたらばですよ ワンコールもしないうちに相手が出まして。 あ もしもし あの こち… 『ナ=§lナζ!!』 なんて 此方の声を遮るように 小さく叫ぶように けれどもあまりに早口で なにを云ってるのかよく聞こえなくて。 えっと もしもし? 聞こえなかったのですが もしもし? も… 『ナ=すlナζ!! た§lナζ!!』 あ あの すいません よくきこえないのですが あの 『ナ=§lナて!! た…(ガチャリ)』 もしもし? もしもし! もしもーし! 「おい どうしたんだ?」 さあ? いきなり電話 切られました 「ふうん で どんな様子だった?」 どんな様子って言われても なんか 聞き取りにくい事を何度も云われて 結局 何云ってるか分からないうちに 切られました。 もう一回 掛けてみます? 「そうしてくれ」 で その後何度か掛け直してみたけれど ずっと話し中のままで。 そのこと 先輩に云うと 「やっぱり悪戯電話の類だったんだろうなあ まあいいや 休憩時間にジュース奢るよ」 と 先輩 僕の前から電話番号の書かれたメモを取り上げ クシャリと丸めてゴミ箱の中へ。 僕も その後 色々と仕事が立てこんで その電話の事 忘れてしまったのだけれど。 その日 帰宅してからの寝入り端 今日のあの電話 よく考えると 変な内容だったなあ なんて電話に出た相手の声 なんとなく反芻していて 気が付きました あれは あの声は 「たすけて!」 と云っていたのではなかったか 助けを求めて叫んでいたのではなかったのか
by khem_mark
| 2004-11-08 00:07
| 変
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